生物の声に耳を澄ませつづける KoeTurri
ハイラブル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:水本武志)は、生物の鳴き声をAIで自動識別するクラウドサービス「KoeTurri®(コエチュリー)」の提供を開始しました。たまご型の防水マイクを屋外に設置するだけで、鳥・カエル・昆虫・哺乳類など141種の鳴き声を24時間聴き分け、その場所にどんな生き物がいるかを”音”で記録し続けます。すでに2年間の屋外連続稼働を実証済みで、自治体や大手デベロッパー、大手建設会社への導入も始まっています。
KoeTurriの詳細はこちらのWebサイト(https://hylable.com/koeturri/)をご覧ください。
隠れるのが得意な生物をモニタリングするには
ある場所に、どんな生き物が住んでいるか。これを継続的に把握することは、生物多様性の保全において欠かせない情報ですが、実はとても難しい作業です。これまでの調査は専門家による目視が中心で、定期的に足を運ぶコストや手間がかかるうえ、夜間や茂みの奥に隠れた生き物はカメラでも捉えきれません。
そこで着目したのが、音でした。ハイラブルはこれまで、会話分析サービスを通じて、のべ17万人以上の音声データを扱ってきた経験があります。音であれば暗闇でも物陰でも届き、どの方向から鳴いているかまで特定できます。この技術を生き物の声に応用したのがKoeTurriです。

設置したあとは自動録音&自動識別
たまご型の防水マイクを屋外に置くだけで、無人のまま24時間365日の録音とAIによる識別が続きます。
・141種を自動識別
鳥類129種を中心に、カエル4種、昆虫5種、哺乳類3種に対応しています。


・データ回収に行く必要がない
録音データはインターネット経由で自動的にクラウドへ送られます。
・レポートも自動生成
識別結果はテキストデータに加え、PowerPoint形式のレポート(オプション)を自動作成します。報告書や展示用サイネージの素材としてそのまま使えます。

・2年間の連続稼働を実証済み
屋外環境で、稼働率90%以上を維持しながらの長期運用を完了しています。
・環境省の登録企業/30by30アライアンス加盟
環境省「NPEソリューション・パートナーズ」に登録されています。
・観察イベントや商業施設のサイネージにも
識別結果は、来訪者に向けて「この場所にいる生き物」を伝えるコンテンツとしても活用できます。
すでに大手不動産会社の生物多様性の取り組みとして都心の商業施設で稼働しているほか、大手建設会社の展示会ブースでも紹介されました。開発・建設プロジェクトの環境アセスメント補完、企業の生物多様性開示、公園や商業施設での来訪者向けコンテンツなど、活用の場は広がっています。
導入を検討される方向けには、初回1ヶ月のPoC(トライアル)をご用意しています。
生物の声を聞きたいという思いから生まれた名前
「KoeTurri(コエチュリー)」は、日本語の「声(Koe)」とラテン語の「塔(Turri)」を組み合わせた造語です。生き物の声を拾う小さな観測塔を、各地に立てていく。そんなイメージから名づけました。
開発者である代表の水本は、京都大学の博士課程でカエルの合唱メカニズムを研究していました(https://hylable.com/blog/202206-1/)。なぜカエルたちは、あの鳴き交わしのリズムを作り出すのか。その謎を追いかけるなかで身につけたのが、「うるさい環境でも声を聞き分ける技術」です。
その後、会社を立ち上げてからは、教室やオフィスといった雑音の多い空間で人の会話を分析してきました。そうして磨かれた技術が、いま再び生き物の声へと戻ってきています。
今後の展開
識別できる種類と識別精度をさらに高めていくほか、企業や自治体の報告書づくりを支援する機能、生物多様性モニタリング用のダッシュボード機能の開発も進めています。
会社概要
・会社名:ハイラブル株式会社(Hylable Inc.)
・代表者:代表取締役CEO 水本 武志
・設立:2016年11月21日
・事業内容:対面・オンラインのコミュニケーションを見える化するクラウドサービス群の運営・提供、関連する開発・研究の受託
・所在地:東京都豊島区南大塚二丁目26番12号 鈴音ビル2階203号室
・公式サイトURL:https://hylable.com/
・KoeTurriサービスサイト:https://hylable.com/koeturri/
