「なぜ、このお米は美味しいのか」その問いに、科学で答える ——熊本・菊池77発、新たな米テロワール研究

合同会社くまもとごはん(本社:熊本県菊池市、 代表社員:冨岡洋三。以下、当社)は、熊本大学 大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究 センターと共同研究契約を締結しました。約2,000 年続く菊池川流域の米づくりを、科学の言葉で 解き明かす試みです。 目指すのは、産地の歴史・自然環境・食味の関係 を数値化する新たな指標「Kikuchi Terroir Index(KTI)」。2027年3月に中間報告を予定して います。

目次

答えられなかった、ひとつの問い

香港の名門ホテルのラウンジで、総料理長から ひとつの問いを受けました。

「なぜ、このお米は昔からこんなに美味しいの か?」

当社代表・冨岡は、言葉に詰まりました。豊かな 自然、きれいな水、肥沃な土壌——浮かんだ言葉は すぐに消えました。料理長が求めていたのは、 歴史と科学に裏付けられた、本物の物語でした。

当社が拠点を置く熊本県菊池川流域は、約2,000年 にわたり稲作が途絶えたことのない土地です。 古代には大和朝廷が食糧基地として山城を築き、 中世には地元の菊池一族が450年統治し、江戸時代 には「天下第一の米」として将軍家に献上された 記録も残ります。

2017年、この歴史的価値が高く評価され、文化庁の「日本遺産」に認定されました。

それでも当社は、「なぜ美味しいのか」を語る 言葉を持っていませんでした。感覚では分かって いる。しかし証明できない。その悔しさが、研究 の出発点になりました。

2,000年の価値を、見える化する

お米の産地価値を見える化する新たな指標へ

当社は、熊本大学大学院先端科学研究部附属生物 環境農学国際研究センターと共同研究契約を 締結し、菊池川流域の歴史文化的価値と自然環境・ 食味の相関を解明する研究を始めました。

ワインには「テロワール」という考え方があります。 土地の個性が味を決め、それが評価や価格に 反映される仕組みです。

この研究が目指すのは、その米版です。 「Kikuchi Terroir Index(KTI)/菊池テロワール 指標」——米の産地価値を数値とデータで見える化 する、日本初の取り組みです。

評価の軸は4つです。

・歴史文化性 稲作の継続年数、水利の記録

・テロワール性 土壌・水質・気候データ

・品質性 食味の数値分析、専門家による官能評価

・持続可能性 農薬使用、生物多様性、国際基準

研究の背景には、当社代表・冨岡のもう一つの 原点があります。20代の頃、同世代の新規就農者 が、丹精込めて作った米を安くしか売れず、家族 のために離農しました。「米の価格は、味と見た目 、そして市場価格で決まる。土地の歴史も、農家の哲学も、 値段にはならない」——行政職員として19年、 農業の現場を見続けた冨岡の中に、その悔しさは ずっと残っていました。

歴史・文化・テロワール・持続可能性という新しい 物差しで、世界の食の専門家とつながり、米の価値 そのものを引き上げること。

「2,000年、この土地を守ってきた人たちが、 正当に評価される時代を作りたい。」

伝統が、科学の言葉を手に入れるとき

2,000年が、科学という言葉を手に入れるとき

当社代表・冨岡洋三は、次のように語ります。

「あの香港のラウンジで、私は答えられませんでし た。しかし今、その問いに向かって、熊本大学との 研究が走り出しています。2,000年守られてきた 自然、歴史、そして祈り。その事実が、科学の力で 磨かれ、世界に示せる日が来たとき——その答えを、 あの料理長に届けたい。」

本研究は2027年3月、中間報告を迎えます。 熊本の小さな産地から始まった、米の新しい価値 の物語は、まだ始まったばかりです。

会社名:合同会社くまもとごはん 代表者名:代表社員 冨岡洋三 所在地:〒861-1323 熊本県菊池市西寺1995番地 設立:2020年 事業内容:菊池米の製造・販売・輸出・ブランド開発 公式サイトURL:https://kumamotogohan.com

会社名:合同会社くまもとごはん 担当者:代表社員 冨岡洋三
電話番号:0968-41-5028
メールアドレス:k.gohan@kumamotogohan.com
※取材や掲載のご相談はお気軽にお問い合わせ ください。

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