データサイエンスの黎明期から20年にわたり企業の意思決定を支えてきた株式会社データフォーシーズ(本社:東京都港区南麻布、代表取締役社長:古本 孝)は、その高度な解析ノウハウを結集し、日本のモノづくりに革新をもたらす「製造業特化型」の新事業を本格始動しております。
【背景と取り組み】
日本のモノづくりを次世代へ。専門組織の発足と「D4c MONOZUKURI AI」の始動
日本の製造業は長年、現場の熟練技術者が持つ「暗黙知」や独自のノウハウによって、世界に誇る高い品質と競争力を維持してきました。しかし現在、少子高齢化に伴う労働人口の減少により、技術継承の断絶や業務の属人化といった構造的な危機に直面しています。
データサイエンス専業として20年以上の実績を持つD4cグループは、この深刻な産業課題を解決するため、2026年1月に専門組織「ものづくりイノベーション事業推進部」を発足いたしました。さらに、システムの実装・定着を担うグループ会社「株式会社D4cテクノロジー」と一体となり、製造現場の“暗黙知”を数式化する製造業特化型ソリューション「D4c MONOZUKURI AI」シリーズを展開します。

私たちは、単なるITツールの導入にとどまらず、工場のデータ収集から超高速計画立案、現場の自動化までを一気通貫でカバー。他社には真似できない「3つの知見」を融合した圧倒的な現場力で、日本のモノづくりに真の変革をもたらします。
私たちが持つ「3つの知見」
- データ解析力(Data Science): 20年培ってきた、200名規模の高度なデータモデリングとAI解析ノウハウ。
- 製造知見(Monozukuri): 現場のQCD(品質・コスト・納期)や、4M(人・機械・材料・方法)の泥臭い実態を深く理解するドメイン知識。
- SIer知見(System Integration): 既存のERPやMES(製造実行システム)と連携させ、現場で安定して機能するITシステムとして実装するエンジニアリング能力。
【ソリューション】
「D4c MONOZUKURI AI」が実現する、3つの革新的アプローチ
本シリーズは、複雑に絡み合う現場の課題に対し、最新テクノロジーを最適に組み合わせて解決します。
製造業において「最後にして最大のピース」と呼ばれるのが生産計画です。納期、設備能力、人員シフト、「この順番だと段取り替えが早い」といった複雑な現場の制約が絡み合い、従来の計算手法では「組み合わせ爆発」が起きていました。本ソリューションでは、既存システムを入れ替えることなく、ベテラン技術者の頭の中にある暗黙知を徹底的にヒアリングして数式化。最先端の「疑似量子計算(アニーリング処理)」を用いることで、全社業務を統合した「全体最適な生産スケジュール」を自動かつ瞬時に立案します。属人的な計画業務から脱却し、急なオーダー変更にも即座に対応できる強靭な生産体制(QCDの最大化)を実現します。
スマートファクトリー化の最大の壁は、「10年、20年と稼働し続ける古い設備からデータが取れないこと」です。 私たちは、最新設備からのPLC連携はもちろん、データ出力機能のない旧型設備にもセンサー(振動・電流等)を後付けする「レトロフィットIoT」によって、工場全体のデータをシームレスに収集します。集めたデータは高度なAIでリアルタイム解析され、異常の兆候を早期に検知する「故障予知(予知保全)」を実現。突発的なライン停止を防ぎ「止まらない工場」を構築するとともに、多変量解析によって複雑な不良要因を特定し、歩留まり(完成率)の劇的な向上に貢献します。

技術情報、過去のトラブル対応記録、細かな品質記録など、工場には膨大なテキストデータが眠っています。私たちはこれらを最新のRAG(検索拡張生成)技術と大規模言語モデル(LLM)を用いて統合し、「根拠の見えるAIエージェント」として現場に提供します。 一般的な生成AIが抱えるハルシネーション(事実と異なる回答)のリスクを排除し、自社の機密情報や過去のノウハウ文書といった確かな情報源に基づく回答だけを出力。熟練者の技術ノウハウをデジタル資産化し、現場の迅速な意思決定と技術伝承を強力にサポートします。
【ものづくりワールド出展の反響】
初出展が大盛況!既存環境を活かす「伴走型DX」が大企業から高評価
2026年6月、データフォーシーズとして「ものづくりワールド」に初出展し、製造業へ本格進出いたしました。会期中は、少子高齢化に伴う深刻な人手不足に悩む多くの企業様にご来場いただき、当社のブースは連日大盛況となりました。足を運んでくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
今回の出展で特に大きな反響を呼び、著名な大企業のお客様からも多数のお問い合わせをいただいているのが、私たちの提供する「現場主導の伴走型DXアプローチ」です。


なぜ当社の「伴走型支援」が現場に刺さるのか?
昨今、多額の投資をして汎用的なパッケージシステムを導入したものの、現場の複雑なルールに合わずに使われていないという悩みをよく耳にします。当社が提供するソリューションは、そうした画一的なシステム刷新を強要しません。
- 既存の設備やシステムを徹底して活かす データ出力機能のない古い機械も「レトロフィットIoT」で活かし、ERPやMESといった既存の基幹システムと連携させることで、既存の環境を活かしたままDXを実現します。
- 現場が「自走」できるまで泥臭く入り込む システムを「作って終わり」にするツールベンダーとは異なります。当社のデータサイエンティストやエンジニアが実際に工場へ入り込み、お客様自身がデータを活用して改善サイクルを回せるようになるまで、徹底的に現場に寄り添い伴走します。
【共に歩むテクノロジーパートナー】
机上の空論を現場の力に。真のDXを実装・定着させる技術集団『D4cテクノロジー』
製造業においてITツールやシステムを導入する企業は増えていますが、「現場の複雑な制約や独自のルールに合わず、システムが形骸化してしまう」ケースが後を絶ちません。
このような課題に対し、システムを「作って終わり」にせず、現場に寄り添いながら真のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実装・定着させるためのプロフェッショナル集団として、2023年12月に設立されたのが「株式会社D4cテクノロジー」です。バズワード化する「AI」をただ導入するのではなく、新設された推進部と一体となり、ソリューションを「現場で本当に使える形」に落とし込みます。
【今後の展望】
新設した「ものづくりイノベーション事業推進部」と「D4cテクノロジー」の強固な連携のもと、製造業をデータサイエンスで強力に支援してまいります。熟練の技をデジタル資産化し、AIや疑似量子計算による生産計画の最適化など、現場の課題解決から経営の高度化まで一気通貫で伴走し、日本のものづくりの未来を革新します。
【会社概要】
社名: 株式会社データフォーシーズ
創業: 2005年10月(データサイエンス専業として20年の実績)
事業内容: データサイエンス、AIソリューションの開発・提供、製造業DX支援
ホームページ: https://data4cs.co.jp/monozukuriai/

