士業・不動産・保険・建設業などの専門家が連携し、ワンストップで課題解決を行うプラットフォーム「士業とビジネスチームをつくる会 awaka(アワカ) 」を展開する株式会社awakaは、全国で専門家同士がチームを組み、顧客の複合的な課題に対応するサービスを展開しています。
同サービスは、相続や事業承継、経営課題など、一つの相談の中に複数の専門領域が関わるケースに対し、チームで対応することで解決へと導く点が特徴です。
2026年3月現在は全国約500名のメンバーが38のチームに分かれて活動しており、専門家同士が連携し、チームで課題解決にあたる新たな仕組みとして展開されています。
また、同社は2028年までに全ての都道府県にチームを展開し、全国規模の「専門家ネットワーク」を構築することを目指しています。
専門家が連携し、ワンストップで課題解決を目指す「awaka」
株式会社awakaが展開する「awaka」は、士業、不動産、保険、建設業などの専門家が連携し、ワンストップで課題解決を行うことを目的としたプラットフォームです。
2026年3月現在、全国で約500名のメンバーが35のチームに分かれて活動しており、それぞれのチームが明確なビジョンを掲げながら、「誰のどのような課題を解決するか」を定めて取り組んでいます。
同プラットフォームの特徴は、単なる情報交換の場ではなく、実際のビジネスにおいて専門家同士が連携し、案件を共有しながら業務を協力して進めていく点にあります。チーム単位で顧客対応を行うことで、個々の専門領域を超えた包括的な支援が可能となっています。

相続・事業承継における複合課題とその背景
相続や事業承継、経営に関する相談は、一見すると単一の問題のように見えながら、実際には複数の専門分野にまたがる課題を含んでいるケースが多く存在します。
しかし、現実には「誰に何を相談すればよいのか分からない」という状況に直面することも少なくありません。
また、仮に専門家へ相談した場合でも、個々の専門家が対応できる領域には限界があり、複数の専門家へ個別に相談を重ねる必要が生じるなど、時間的・心理的な負担が大きくなる傾向があります。
こうした背景から、複合的な課題に対して一括で対応できる体制や、適切な専門家へスムーズにつながる仕組みが求められており、「awaka」はそのニーズに応える形で構築されています。
専門家がチームで動くことで実現する一貫支援の仕組み
「awaka」では、チーム内でクライアント情報を共有し、それぞれの専門家が連携しながら一つの案件に対応します。
例えば相続に関する相談では、父親の逝去に伴い相続税の対応が必要となる一方で、同居していた親族が物件から退去しないという問題が発生したケースがありました。
この事案では、弁護士に加えて同じチームに所属する不動産業者が連携し、親族との交渉を実施。その後、不動産の買取、登記、遺品整理、リフォーム、さらには物件価値を高めるためのステージングまで、チーム内の各専門家が役割を分担して対応しました。
最終的には物件の売却までを一貫して支援し、その後の二次相続に関する相談についても、同チーム内の保険業が引き続き対応するなど、単発ではなく継続的な支援が実現されています。
このように、一つのチームで複数の課題を横断的に解決できる点が、「awaka」の仕組みの大きな特徴です。



信頼関係を土台にしたチームづくりと、参加基準へのこだわり
「awaka」では、専門家同士の連携を成立させるために、コミュニティ内での継続的なコミュニケーションを重視しています。定期的な交流を通じて信頼関係を構築した上で、信頼できるメンバー同士がチームを形成するプロセスを採用しています。
また、チームの質を担保するため、加入メンバーについては「高い専門性」と「人間性」の双方を兼ね備えていることを重視しており、誰でもメンバーになれるわけではありません。
こうした基準により、サービス全体の信頼性やブランド価値を維持しています。
さらに、各チームはそれぞれ異なるビジョンを掲げており、対象とする顧客層や解決する課題が明確に定義されています。この仕組みにより、顧客にとっても自分の課題に適したチームへアクセスしやすい環境が整えられています。

自身の相続経験から生まれた、「専門家連携」という発想

代表の粟生 菜摘(あわお なつみ)氏は、2012年に自身が相続の問題に直面した経験をきっかけに、「awaka」の構想を持つようになりました。
当時は、誰に何を相談すればよいのか分からず、複数の専門家に個別で相談しなければならない状況に大きな負担を感じたといいます。
また、日中は仕事をしながら複数の相談先を行き来する必要があり、時間的にも効率的とは言えない状況でした。こうした体験から、複数の専門家が連携し、一つの窓口で課題を解決できる仕組みの必要性を強く認識しました。
粟生氏は、自身が不動産賃貸事業に携わる中で、士業や保険業のパートナーが不動産に関する情報を持っていることを知り、それぞれの専門分野が連携することで相乗効果が生まれる可能性に着目。
こうした背景をもとに、2020年に「awaka」を立ち上げました。
全国展開とネットワーク化で「専門性インフラ」の構築へ
「awaka」は現在、全国で38のチームが活動していますが、今後はさらなる拡大を目指しています。2026年末までにメンバー数800名、74チーム体制への拡大を計画しており、2028年までには2,000名規模へと成長させる方針です。
あわせて、全ての都道府県にチームを展開し、それぞれをネットワークでつなぐことで、地域を越えた連携を実現していきます。これにより、利用者は一つの窓口で相談するだけで、全国の専門家ネットワークを通じた課題解決が可能となります。同社はこうした体制の構築を進めています。
同社はこの取り組みを通じて、「日本に専門家インフラを構築する」ことをビジョンとして掲げています。
高い専門性と誠実な対応、適正な価格によるサービスを全国に広げることで、誰もが安心して相談できる環境構築の実現を目指しています。

